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英国人観光客2人がサムイ島のホテルで意識不明、1人死亡 現金紛失の訴え直後に倒れる

2025年12月21日 配信

タイ南部スラタニ県サムイ島のチャウエン地区にあるホテルで2024年12月19日未明、英国人男性観光客2人が相次いで意識を失い、このうち1人の死亡が確認されました。警察は防犯カメラ映像の確認や司法解剖の結果をもとに、詳しい原因を調べています。各報道が伝えています。

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報道によると12月19日、ボープット警察署は「ホテル内で外国人観光客が倒れている」との通報を受け、現場に急行しました。英国人男性1人はホテルのフロントカウンター付近で、もう1人は客室内で意識を失った状態で発見されました。

警察の初期調査では、午前2時35分ごろ、英国人男性(28)がチャウエン地区の娯楽施設で知り合ったトランスジェンダーの人物(21)を客室に連れ帰ったとされています。その後、同室に宿泊していた別の英国人男性(28)がタイ人男性とともに部屋へ戻り、一定時間の後、午前3時ごろにトランスジェンダーの人物がホテルを離れたとされています。

その約15分後、最初の英国人男性がフロントに現れ、「現金1,500ポンド(約6万3,000バーツ相当)がなくなった」と申告し、同行していた人物を疑う説明をした直後に倒れました。ホテル側が警察と救急に通報し、現場対応が行われました。

警察が客室を確認したところ、同室の英国人男性も意識不明で倒れており、呼吸が停止していたため、救急隊が心肺蘇生を行った上で病院へ搬送しました。しかし、この男性は午前4時53分に死亡が確認されました。

初期の検視では、遺体に外傷は確認されなかった一方、ズボンのポケットから大麻使用に関連する器具とされるプラスチック製パイプが見つかったとされています。また、体内からモルヒネ反応が確認されたとの情報もあり、警察は死因との関連を調べています。

一方、フロントで倒れた英国人男性は別の病院で治療を受け、命に別状はないものの、当時は事情聴取ができる状態ではなかったとされています。

警察は同日朝、現金紛失に関して疑われたトランスジェンダーの人物を事情聴取しましたが、異常な行動は確認できなかったとしていったん帰宅させました。また、同行していたタイ人男性についても聴取が行われ、薬物検査でメタンフェタミン反応が確認されたと報じられています。

ボープット警察署は現在、防犯カメラ映像の解析や関係者の供述を進めるとともに、警察病院の法医学機関による詳細な司法解剖結果を待ち、薬物がどのように体内へ入ったのか、死亡との因果関係があるのかを含めて捜査を続けています。あわせて、申告された現金の行方についても確認を進めるとしています。

 

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