タイ東北部ブリラム県ノンディンデーンでトラの足跡3〜4頭分を発見、当局が警戒呼びかけ

ブリラム県ノンディンデーン郡の森林近くで2025年9月30日、複数のトラの足跡が発見され、地元の住民や農家に警戒が呼びかけられています。各報道が伝えています。

報道によると、足跡はドンヤイ国有林の西側に位置するクローンヤーン貯水池付近（バーンノーンセメット村、ラムナーンローン地区）で、森林ボランティアチームによって確認されました。大小さまざまな足跡が残されており、3〜4頭のトラが行動していた可能性があるとみられています。

当局は、これらのトラが森の外に狩りに出ている可能性があるとして、住民や農家に対し警戒を強めるよう呼びかけています。足跡やトラの姿を見かけた場合は、すぐに村のリーダーや関係当局に通報し、職員が安全に森へ追い戻す対応を取るとしています。

また、トラは保護野生動物に指定されているため、危害を加えることは法律で固く禁じられています。人や家畜への被害を防ぐためにも、発見時には速やかに当局へ連絡することが求められています。

この地域では2024年7月にも、トラが村人の飼育する牛を襲う事例が確認されており、その後、やせ細ったトラの死骸が発見されています。当時、当局は老齢による自然死とみています。