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8月30日は「国際ジンベエザメの日」~タイでも特別保護指定

2025年8月30日 配信

©タイ国立公園・野生動物・植物保全局

タイ国立公園・野生動物・植物保全局は2025年8月30日、「国際ジンベエザメの日(International Whale Shark Day)」について紹介しました。毎年8月30日は世界最大の魚であるジンベエザメの保護を呼びかける日で、2008年にメキシコ・オルボクス島で初めて宣言されました。



ジンベエザメは体長18〜20メートル以上、体重20〜30トンにも達する世界最大級の魚で、白や黄色の斑点模様が特徴です。プランクトンや小さな甲殻類、魚などを口を開けて1時間に約5,000リットルの海水を濾過しながら食べることから、「やさしい巨人」とも呼ばれています。平均寿命は70〜100年、最長で130年に達するとも言われています。

しかし現在、漁網への混獲や海洋プラスチックごみの誤食といった脅威にさらされ、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種(Endangered)に分類されています。タイ国内でも「野生動物保護法」に基づき、第19番目の特定保護動物(สัตว์ป่าสงวน)に指定されており、魚類として唯一の特別保護対象となっています。

同局は、ジンベエザメを守るために「海へのごみ投棄をやめること」「過剰漁業を支持しないこと」「環境に配慮した観光を選ぶこと」「ジンベエザメの捕獲や製品取引に反対すること」を呼びかけ、今後も海に生き続けられる環境を守っていくよう国民に協力を求めています。

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