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ご存じの方も多いと思いますが、タイはオーダーメイドスーツを手頃な価格で作れることで知られています。身体の細かな部分まで丁寧に採寸して、格好良くて魅力的なスーツを仕立ててもらえるのが、その大きな魅力です。
タイで暮らし、スーツを着る仕事をしているなら、一着はオーダーしておきたいところ。旅行で訪れた方でも、2～3日あれば採寸から受け取りまで可能なので、記念やお土産代わりに仕立ててみるのもおすすめです。
星の数ほどあるバンコクのオーダーメイドスーツ店のなかで、今回向かったのが「ブリティッシュ・カスタム・テーラー（British Custom Tailors）」。
BTSアソーク駅直結、MRTスクンビット駅からもすぐという、まさに最高の立地。大型商業施設「ターミナル21アソーク」の2階、“LONDONフロア”の一角にあります。
店を率いるのは、オーナーであり職人でもあるラーム氏。「ブリティッシュ・カスタム・テーラー」は、彼の祖父の代から三代続くテーラーの家系で、洋服づくりに長年携わってきた確かな技術があります。「ターミナル21アソーク」の店舗は2013年にオープンし、今に至るまで多くの顧客を迎え入れています。
生地の種類は豊富で、英国やイタリアから取り寄せた上質なウール生地から手頃な価格の化学繊維の生地まで幅広く揃い、クラシックな手法と現代的な仕立てをバランスよく組み合わせているのが特徴。スーツだけでなく、シャツ、ベスト、フォーマルウェア、レディーススーツまで幅広く対応しています。
そして特筆すべきは、日本人の利用者が多いこと。アソークという日本人にも馴染みのある立地に加え、実際に日本人のリピーターも多く、過去の採寸記録をもとに電話やメール一本で追加注文ができるのも安心材料です。
スーツの価格は、デザインではなく“生地”によって決まります。たとえば、最も手頃な価格帯は上下セットで6,000バーツ。ただしこの価格帯の生地はマイクロファイバーなど化学繊維が主体で、見た目や質感には限界があります。店側でも「価格は魅力だけれど、日本人ビジネスマンにはあまりおすすめできない」と伝えてくれました。
一方で、もっとも高価な生地はイタリア製のウール100％。こちらは1着あたり3万バーツ。なめらかな肌ざわりと自然な光沢があり、仕立て映えも抜群です。
そして、実際に日本人客の多くが選ぶのが、1万2,000 バーツ〜1万5,000バーツほどの価格帯。ウール（純毛）の軽量Super 120’s 生地で、見た目と快適さのバランスがちょうど良いのだとか。「ブリティッシュ・カスタム・テーラー」ではその価格帯の生地も種類豊富に用意されており、初めての一着にもおすすめです。
・Microfiber suit 1 jacket 1 pant
6000 baht
・Wool + silk with 120’s thread count
8000 baht
・Wool + silk with 150’s thread count
11000 baht
・Super 120’s pure wool
12000-15000 baht
・Super 150’s pure wool
18000 baht
・Super 150’s merino wool
20000 baht
・Tweed jacket 100% wool
12000 baht
・Shirt price is starting from
1500 baht
「ブリティッシュ・カスタム・テーラー」では、スーツの仕立てにかかる時間は通常は48時間。最初に採寸を行い、生地やデザインを決めたら、2日後には完成したスーツが受け取れるというスピード感です。
理想的な流れとしては、
①採寸 ②仮縫いのチェック ③受け取り、という3回の来店。
仮縫いではシルエットやサイズ感を細かく確認し、必要があればその場で微調整が入ります。
ただし、滞在日数が限られている旅行者などには、仮縫いの工程を省略して最短24時間で完成させる特急対応も可能とのこと。仕立ての精度に自信があるからこその柔軟さです。
また、購入後に太ったり痩せたりした場合のサイズ調整は無料で対応してくれるのも大きな安心材料。さらに、採寸のために店舗へ来られない場合でも、バンコク都内なら出張採寸サービスが利用できます（その他の地域は要相談）。
そして、一度採寸しておけばサイズ情報はすべて店舗に保存されるため、次回からは電話やメール1本でのオーダーが可能。リピーターにとっても非常に便利な体制が整っています。
生地が決まったら、採寸。
その次はスーツのデザインを細かく決めていきます。
襟の形、袖口の仕様、ベント（背中の切れ目）やポケットの形──すべて好みに合わせて選ぶことができます。店内には参考になる見本や写真が揃っているので、完成イメージも掴みやすく、初めての方でも安心です。
ボタンは標準のものに加えて、有料で高級ボタンへの変更も可能。ちょっとした素材の違いが、全体の雰囲気に意外な差を生むのも面白いところです。
そして裏地も自由に選べるため、シンプルに仕上げることも、あえて派手なカラーや柄で個性を出すこともできます。見えないところにこだわるのも、オーダーメイドスーツならではの楽しみです。
こうした細かなデザイン選びを経て、世界に一着、自分だけのスーツが形になっていきます。
せっかくスーツを体にぴったりと仕立てるのなら、シャツもオーダーで揃えたいところ。「ブリティッシュ・カスタム・テーラー」では、Yシャツのオーダーも可能で、選ぶ生地によって価格は変わりますが、最安は1枚1,500バーツから。もちろんこちらも採寸して作るので、首回りや袖の長さまで自分にぴったり。着たときのシルエットが一段と美しく、格好良く、素敵に決まります。
また、ネクタイも店頭で購入可能で、価格は1本500バーツ。スーツと合わせてトータルコーディネートするのもおすすめです。
さらに、女性向けのスーツオーダーにも対応しており、ビジネス用のセットアップやフォーマルウェアなど、要望に応じたスタイルを提案してくれます。
「ブリティッシュ・カスタム・テーラー」は、ただの“安いだけ”のテーラーではありません。
三代にわたる仕立ての技術に加え、上質な生地と丁寧な対応、そして柔軟なサービス体制──。そのすべてが揃っているからこそ、初めての一着でも、リピーターとしての二着目でも、安心して任せられるのです。
立地はBTSアソーク駅直結、MRTスクンビット駅からもすぐ。ターミナル21アソークの2階、ロンドンフロアという“最高のアクセス”も大きな魅力です。旅行の合間はもちろん、休日のショッピング中や、お仕事の合間にふらりと立ち寄ることもできます。
体に合った格好良いスーツを、納得のいく価格で手に入れたいなら。
「ブリティッシュ・カスタム・テーラー」は、その候補に間違いなくふさわしい一軒です。
［営業時間］
毎日 10:00～22:00
［住所］
2008, Terminal 21 2F 6th street, 88 Sukhumvit 21 Rd, Khlong Tan Nuea, Watthana, Bangkok 10110
［電話］
02-116-2078
082-489-4099
［メール］
xrambctx@gmail.com
ram@british-custom-tailors.com
［ウェブ］
https://british-custom-tailors.com/
https://www.facebook.com/tailortermina21/
