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タイ-中国間の航空路を短縮、年間4050万バーツの燃料費削減を見込む

2026年11月6日 配信

タイ航空無線公社(AEROTHAI)は2026年11月、タイ・ラオス・中国を結ぶ航空路の一部を短縮したことで、航空会社全体で年間4050万バーツ以上の燃料費削減が見込まれると発表しました。新たな航空路は9月3日から運用され、10月23日までに530便が利用しています。タイ政府広報局(PR Thai Government)も11月5日、取り組みの成果を紹介しました。



530便が利用、燃料約113トンを節約

今回の航空路短縮は、AEROTHAIが進める「持続可能な航空のための直行経路プロジェクト(Direct Routing for Sustainable Aviation:DRSA)」の一環です。

タイ、ラオス、中国の協力により、航空路「L770」のNAN~SAGAG区間を、より直線的に飛行できるようにしました。

2026年9月3日の運用開始から10月23日までに、対象となる26社のうち23社が新たな経路を利用。合計530便で以下の効果が確認されました。

・飛行距離の短縮:18,525海里(約34,309キロメートル)
・燃料の節約:112,890キログラム(約113トン)
・二酸化炭素排出量の削減:357トン

これらは530便全体の累計値であり、1便当たりの削減量ではありません。

年間4050万バーツ以上のコスト削減を予測

AEROTHAIは、短縮した航空路の継続的な利用によって、航空会社全体で年間4050万バーツ以上の燃料費削減が可能になると試算しています。

また、二酸化炭素排出量についても、年間2561トンの削減が見込まれています。

航空路の短縮は、燃料消費量を抑えるだけでなく、飛行時間の短縮にもつながる可能性があります。ただし、実際の所要時間は航空会社の運航計画や気象条件などによって異なり、すべてのタイ-中国間の便で所要時間が短縮されるわけではありません。

さらに3つの航空路を短縮へ

AEROTHAIは今後、東西の航空路を結ぶ新たな直行経路を3つ開発する計画です。

また、飛行距離、燃料消費量、温室効果ガス排出量の削減効果を分析・追跡する独自の「DRSA Dashboard」の開発も進めています。

今回の取り組みは、航空交通管理の効率化と環境負荷の低減を両立させる「Green Air Traffic Management(Green ATM)」政策の一環で、タイ政府が掲げる国際航空拠点としての競争力強化にもつながるものとされています。

※出典
AEROTHAI-タイ・中国間の直行航空路開発に関する公式発表
PR Thai Government-Flights between Thailand and China just got more efficient!