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タイ保健省疾病管理局は2026年1月25日現在、ニパウイルス感染症への警戒を背景に、インド・西ベンガル州からタイへ到着する渡航者を対象とした空港での水際対策を段階的に強化しています。
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疾病管理局はまず、2026年1月24日夜、対象地域からの渡航者に対し「ヘルス・ビウェア・カード(Health Beware Card)」の配布を開始しました。このカードは、タイ入国後21日以内に体調不良が生じた場合の対応を示した注意喚起カードで、渡航者自身が健康状態を継続的に確認することを目的としています。
カードには、発熱、頭痛、筋肉痛、喉の痛み、咳、呼吸困難、強い眠気、意識障害、けいれんなどの症状が現れた場合、速やかに医療機関を受診し、渡航歴や症状の発現日、コウモリや体調不良の動物、感染者との接触歴を医療従事者に正確に伝えるよう明記されています。体調に異変を感じた際は、疾病管理局のホットライン「1422」への連絡や、QRコードを通じた症状報告も案内されています。
これに続き、2026年1月25日からは、スワンナプーム国際空港およびドンムアン空港に設置された疾病管理検問所において、インド・西ベンガル州からの渡航者を対象とした健康スクリーニングが開始されました。これは前日の注意喚起を実務レベルで具体化したもので、感染症の国内流入を防ぐための予防的な空港対策と位置付けられています。
疾病管理局によりますと、検疫対応は定められた基準に基づいて実施されており、入国審査を通過する乗客からは良好な協力が得られているということです。また、今回の対応には、タイ空港公社や入国管理当局をはじめとする関係機関が連携して参加しており、空港内での運用は円滑に進んでいるとしています。
タイ保健省は、現時点でタイ国内にニパウイルス感染者は確認されていないとした上で、今回の措置はあくまで予防的な対応であると説明しています。今後も国際的な感染症の動向を注視しながら、主要空港を中心とした水際対策を継続していく方針です。
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