16歳少女が同世代を売春に勧誘、バンコク・スリウォン地区のホテルで摘発

バンコク首都警察は2025年12月14日、18歳未満の少女に対する売春斡旋事件で、16歳の少女1人を人身取引の疑いで逮捕し、未成年の被害者2人を保護したと発表しました。事件はバンコク都バンラック区スリウォン地区の飲食店および近隣のホテルで発覚しました。各報道が伝えています。

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警察によりますと、13日午後7時ごろ、バンラック警察署の捜査員が18歳未満を対象とした違法な性的サービスに関する情報をもとに、おとり捜査を実施しました。潜入捜査官が客を装って接触したところ、容疑者の少女が15歳と16歳の少女2人を連れて飲食店で合流し、その後、ホテルへ移動したということです。

午後7時30分ごろ、潜入捜査官が取引の段階に入ったことを確認し、警察に合図を送ったため、捜査員がホテルの客室に踏み込み、被害者となった少女2人を保護しました。2人はいずれも客室内におり、警察は現場の状況を確認しました。

その後、警察は飲食店に戻り、仲介役とみられる16歳の少女を発見し、所持品検査を実施しました。その結果、現金7,000バーツが見つかり、事前におとり捜査用として記録されていた紙幣番号と一致したということです。

警察の取り調べに対し、容疑者は少女を手配する役割を担い、売春の仲介によって金銭的利益を得ていたことを認めています。警察によりますと、料金の一部を手数料として受け取っていたとされています。

警察は、15歳を超え18歳未満の未成年者を対象とした性的搾取を目的とする人身取引、ならびに未成年者を勧誘・斡旋した容疑で捜査を進めています。容疑者は被害者2人および証拠品とともにバンラック警察署に移送され、今後、法的手続きが取られる予定です。

警察は「未成年者に対する性的搾取は重大な犯罪であり、今後も厳正に取り締まる」としています。