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PM2.5対策で5都市を「大気汚染管理区域」指定~バンコクと北部チェンマイ・チェンライ・ラムプーン・メーホンソーンが対象

2025年10月2日 配信

タイ国家環境委員会は、大気汚染とPM2.5微小粒子状物質への対策を強化するため、5つの都市を新たに「大気汚染管理区域(Pollution Control Zone)」に指定しました。今回の指定は、中央部と北部で異なる課題に対応するため、2つの重点地域に分けて行われています。



まず、バンコク首都圏では、季節的に深刻化する大気汚染への対応を強化。関係機関がより迅速かつ体系的に対策を実施できるよう権限を拡大し、市民の健康保護や生活環境の改善を図ります。さらに、年間で5億5,000万ドル以上の環境経済価値の創出が期待されています。

一方、北部ではチェンマイ、チェンライ、ラムプーン、メーホンソーンの4県が対象。毎年発生する山火事や野焼き、交通などによる煙害への対策を重点的に進めます。健康被害の軽減と同時に、経済・観光面への影響にも配慮した取り組みが行われます。

タイ国家環境委員会は、中央政府、地方自治体、地域コミュニティの連携の重要性を強調。野焼きの厳格な規制、クリーン燃料の普及、大気質モニタリング網の拡充、啓発キャンペーンの継続など、多面的な対策が進められます。

今回の指定は、タイが公衆衛生の保護と持続可能な発展を両立させ、バンコクと北部地域で環境への信頼を築くための大きな一歩となります。

 

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