バンコクで新ごみ処理手数料制度が本格スタート、分別登録で従来料金を維持可能に

バンコク都では、2025年10月1日から新しいごみ処理手数料制度が正式にスタートしました。制度改正により、これまで月額20バーツだったごみ処理手数料は、分別を行わない家庭・事業所では月額60バーツに引き上げられます。一方で、指定の方法でごみ分別を行い、「บ้านนี้ไม่เทรวม（この家は混ぜません）」プロジェクトに登録した場合は、従来と同じ月額20バーツで据え置かれます。

バンコク都環境局によると、制度の目的は、急増するごみ処理コストへの対応と、市民一人ひとりによる分別意識の向上にあります。現在、バンコクでは1日あたり約9,500トンのごみが発生し、年間処理コストは約700億バーツに達していますが、これまでの手数料収入では全体の7％程度しか賄えていません。

新制度では、家庭ごみを以下の4種類に分別することが推奨されています。
① 生ごみ
② リサイクルごみ
③ 一般ごみ
④ 有害ごみ（該当する場合）

プロジェクトへの登録は、以下4つの方法で受け付けています。

1️⃣ スマホアプリ「BKK WASTE PAY」から登録（iOS／Android対応）
👉 iOS版：https://u.bangkok.go.th/Appbkkwastepay
👉 Android版：https://u.bangkok.go.th/Wastepayforandroid

2️⃣ 専用ウェブサイト
👉 https://bkkwastepay.bangkok.go.th

3️⃣ 各区役所の清掃・公園管理担当窓口で登録

4️⃣ 手数料徴収担当職員（ハンドヘルド端末を所持）への申し込み

ごみ分別の方法や法令に関する詳細、登録手順は、バンコク都の特設サイトや電話窓口で確認できます。
👉 https://greener.bangkok.go.th/welcome/

新制度のスローガンは「แยก20 ไม่แยก60（分別すれば20、分別しなければ60）」。バンコク都は今後、市民への周知をさらに強化し、ごみ減量と持続可能な都市づくりを進める方針です。

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