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2025年9月10日夜から11日にかけて、在タイ日本国大使館の公式Facebookページに批判的なコメントが殺到し、「炎上状態」となっています。
発端は、日本外務省報道官が発表し、大使館がFacebookページに掲載した「タイ・カンボジア合同国境委員会(GBC)」に関する声明です。声明では、同日開催された会合でASEAN監視団の設置や地雷除去、越境輸送の円滑化が進展したことを「停戦合意履行に向けた重要な一歩」と評価。関係国の外交努力を称賛し、両国の緊張緩和と平和構築に期待を示しました。
カンボジア王国及びタイ王国による一般国境委員会の開催(外務報道官談話)
しかし、カンボジア側の報道で「日本が第三国として国境検問所の再開を求めた」と伝えられたことを受け、タイのSNS上では「日本が経済のために国境開放を圧力として求めている」との見方が急速に拡大。その結果、大使館の投稿には「日本は内政に干渉するな」「友好国と思ってきたのに失望した」といったコメントが相次ぎ、一部では「不買運動」や「観光を取りやめる」といった強硬な声も上がりました。
一方で、実際の声明文には「国境を開ける」といった直接的な要請は含まれておらず、外交的努力を称賛し、停戦合意の進展を評価する内容にとどまっていると報じられています。声明の文言と現地での受け止め方の間に大きな隔たりがあり、今回の反発は誤解に基づいて拡大した可能性が高いと見られます。
その後、批判は声明投稿だけでなく、大使館が発信する他の無関係な投稿にも広がり、Facebook上での混乱は現在も続いています。
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