重慶行きタイ・エアアジア機が雹に遭遇、機首に損傷も無事着陸

2025年7月17日、タイ・エアアジア FD552便（バンコク・ドンムアン発、中国・重慶行き）が、着陸前の降下中に激しい雹に見舞われました。使用機材はエアバスA320型機（機体番号HS-BBA）で、機首にあるレドーム（レーダー部）および操縦室のフロントガラスに損傷が確認されました。各報道が伝えています。

フライトは悪天候による強い揺れにもかかわらず、現地時間18時ごろに重慶江北国際空港へ安全に着陸。機内には乗客・乗員合わせて147人が搭乗していましたが、けが人は確認されていません。

損傷を受けた機体はその後、航空会社の安全基準に基づいて点検と整備を実施。これにより、折り返し便となる予定だったFD553便（重慶発バンコク行き）は大幅に遅延しました。航空会社は、影響を受けた乗客に対し、宿泊施設、食事、地上支援を提供し、振替便を翌18日12時52分に出発。便は同日14時30分（タイ時間）にバンコク・ドンムアン空港へ無事到着しました。