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タイ空港公社、空港利用料と商業契約を見直し 年間100億バーツ超の収支ギャップ解消へ

2026年2月6日 配信

タイ空港公社(Airports of Thailand Plc:AOT)は、年間100億バーツ以上にのぼる収支ギャップの解消を目的に、旅客サービス料金(PSC)の見直しや商業エリアの賃貸契約の改定を進める方針を明らかにしました。The Nation Thailandが2026年2月5日に伝えています。

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AOTによると、安全対策や空港運営にかかるコストが航空関連収入を上回っており、非航空収入によって毎年100億バーツ以上を補填している状況です。このため、収入構造の見直しを通じて持続可能な運営を目指します。

乗り継ぎ・トランジット客へのPSC徴収を検討

今回の見直しの柱の一つが、旅客サービス料金(PSC)の徴収対象拡大です。現在タイでは出発旅客のみからPSCを徴収していますが、世界の空港の90%以上が乗り継ぎ・トランジット旅客からも徴収しています。

AOTは制度改正を提案し、乗り継ぎ客にもPSCを適用することで収益基盤の安定化を図る方針です。実現した場合、年間約130億バーツの収入増が見込まれ、将来投資のための借入依存を減らす効果が期待されています。

長期価値を重視した投資へ転換

設備投資については、単に低コストを追求するのではなく、長期的価値と利用者体験を重視する「スマート投資」へと方針を転換します。トイレの清潔性や空調、ターミナル内の移動設備など、利用者の利便性向上を重視する考えです。

また、故障後の修理対応から予防保全型のメンテナンスへ移行し、停電などのリスク低減と国際的な信頼維持を目指します。

地方空港についても、短期的に採算が合わない場合でもネットワーク全体のサービス品質を維持するため、継続的な投資を行う方針です。

商業スペースの賃貸契約も見直し

AOTは、空港内の商業エリア運営についても改革を進めます。約2,000の事業者との契約を段階的に見直し、売上や旅客数に応じた柔軟な賃料体系へ移行する予定です。

過度に高い賃料によって店舗が撤退する状況を避け、長期的な収益確保につなげる狙いがあります。

さらに、航空保安研修事業、物流センター、ホテル、電気自動車(EV)充電設備など、新たな事業分野への展開も検討しているとしています。