タイ政府、外国人からの「入国料」徴収を2026年初頭に延期

タイ政府は、外国人観光客からの入国時に徴収を予定していた「入国料」の導入を、2026年初頭に延期する方針を示しました。観光・スポーツ省の担当補佐官によると、現在の観光状況を踏まえると、徴収開始のタイミングとしては適切ではないと判断されたためです。2025年7月14日の各報道が伝えています。

同制度は依然として検討段階にあり、具体的な金額は決まっていませんが、将来的には空路・陸路・海路の入国手段に応じた異なる料金が設定される可能性があります。制度の目的には、観光客の安全対策や観光地の持続的な整備などが含まれており、他の観光依存国での導入事例も参考とされています。

また、入国料導入にあたっては、制度の透明性や公平性の確保を重視し、国民や観光業界との十分な理解形成が必要とされています。徴収開始は、2026年の第1四半期または第2四半期が目安とされていますが、今後も慎重な検討が続く見通しです。

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