両替レート
|
|

タイ北部チェンマイ県で、2歳6か月の女児が大麻成分を含むグミを摂取し、病院へ搬送される事案が発生したことを受けて、チェンマイ保健事務所は2025年7月7日、県内の大麻販売店および関連事業所に対する監視活動を実施しました。
この取り組みは、保健省の指示により、同様の事案の再発を防ぐ目的で全国の地方保健事務所に対して命じられた措置の一環です。チェンマイ県では、同事務所の医務官の指示のもと、消費者保護および伝統医療・代替医療部門の職員が、保健医療圏第1事務所、チェンマイ健康増進センター、チェンマイ医科学センター、観光警察と協力し、関係店舗の立ち入り検査を行いました。
今回の検査では、チェンマイ市内ニマンヘミン地区の2店舗を対象とし、大麻および大麻由来食品の販売実態について確認されました。その結果、いずれの店舗も大麻販売に関する基準を満たしており、食品についてもすべてが正規の許可を取得し、タイ保健当局の食品番号が表示されていたことが確認されました。
チェンマイ保健事務所は、今後も大麻製品の販売について、健康、安全、消費者保護の観点から厳格な監視を続けていくとしています。特に、子どもや青少年への影響を防ぐため、販売管理の徹底が求められています。
なお、大麻を含む食品の販売に際し、適切な許可を得ず、ラベル表示を行わなかった場合には、3万バーツ以下の罰金または3年以下の禁錮、またはその両方が科される可能性があります。また、製造・輸入時に無許可であったり、THC成分が過剰で健康への影響が懸念される場合は、「不純な食品」と見なされ、2万バーツ以下の罰金または2年以下の禁錮、もしくはその両方が科されると定められています。
関連記事
新着記事