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カンボジア政府は2025年6月13日、タイ映画およびテレビ番組の国内での上映・放送を全面的に禁止する措置を発表しました。これは、5月28日に発生した国境地帯での衝突を受けたもので、両国の関係緊張が続く中での対応となります。
あわせて政府は、国内の通信事業者に対し、タイとの国際インターネット回線の遮断を指示。タイ経由の回線を遮断し、第三国経由に切り替えることで、タイに対する経済的圧力を強める姿勢を示しました。
これにより、タイ映画や人気のテレビドラマが視聴できなくなったほか、通信事業者によっては一時的にインターネット接続に支障が生じたとの報告もあります。
両国は現在、国境線の画定をめぐる共同委員会の会合を予定しており、外交的解決に向けた動きも見られますが、双方ともに国益を強調する発言が続いており、状況の行方が注目されています。
なお、今回の政府方針を受け、カンボジア国内で複数の映画館を展開するMAJOR CINEPLEX Cambodiaは同日、タイ映画の上映を停止すると発表しました。声明では「政府の指示を尊重し、今後はカンボジア映画産業の発展に貢献していく」と述べています。
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