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タイ政府は、隣国カンボジアで発生している鳥インフルエンザ(H5N1型ウイルスおよびその亜系統Clade 2.3.2.1e)の感染拡大を受け、タイ・カンボジア国境における感染症監視体制を強化しました。2025年8月4日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
カンボジアでは2025年に入ってから13人の感染が報告され、うち6人が死亡。最も多くの感染が確認されているのはシェムリアップ州です。なお、2023年から2025年までの累計では26人の感染と11人の死亡が記録されています。
タイ政府副報道官によると、疾病管理局は国境周辺の県での感染予防措置を強化しており、地域住民の不安解消と国内流入の防止を目指しています。
また、畜産局(DLD)も家禽農場に対するバイオセキュリティ管理を徹底。農家には以下の対策が指示されています:
・鶏舎や周辺施設の週1回の消毒
・獣医師による定期的な健康管理
・農場出入り口の管理強化
・出入り車両の徹底洗浄・消毒
・GAP(適正農業規範)またはGFM(適正飼育管理)の基準に従うこと
家禽に異常な死亡や病気の兆候が見られた場合、速やかに地元の畜産担当機関や村の保健ボランティアに通報し、対象の動物を販売・譲渡・調理してはならないと強く警告しています。通報を受けた場合、当局は直ちに封じ込め措置を実施します。
感染が疑われる場合の通報先としては、郡レベルの畜産事務所、県の畜産局支局、獣医サービス局、またはホットライン(06-3225-6888)、DLD 4.0アプリが案内されています。
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