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タイ東部サケーオ県で炭疽症の感染者を確認、生肉の摂取が原因

2025年6月3日 配信

タイ保健当局は、サケーオ県で炭疽症(たんそしょう)の感染者が確認されたと発表しました。患者はターヤック地区に住む53歳の男性で、発症前に生肉を食べていたことが明らかになっています。2025年6月2日にタイ政府メディアNNTが伝えています。



この男性は現在、チョンブリ県パタヤのバッタマクン病院で治療を受けており、検査の結果、炭疽菌(Bacillus anthracis)による感染が確認されました。頭部、首、腕、脚などに水ぶくれや皮膚病変が見られ、過去にも伝統的な生肉料理を頻繁に摂取していたとのことです。直近では発症の約1週間前に生肉を食べていたとされています。

保健当局は、加熱不十分で汚染された肉を食べたことが感染経路であるとみており、6月2日に関係機関と連携して現地調査を実施しています。調査では、接触者の健康状態の確認やリスク評価、予防策の徹底などが行われました。

サケーオ県都を含む周辺地域の住民には、病気の予防策として、病気の動物や死骸との接触を避けること、肉は十分に加熱してから食べること、不審な動物の死を家畜当局に報告することなどが呼びかけられています。

また、異常な症状がある場合は速やかに医療機関を受診するよう促されており、早期の診断と治療が、炭疽症の拡大防止に不可欠だとされています。

 

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