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仏教の日におけるアルコール販売を一部解禁、観光促進へ5施設限定で容認

2025年5月9日 配信

タイ政府は2025年5月9日、これまで全面的に禁止されていた仏教の日におけるアルコール販売について、一部の施設に限り販売を認める規制緩和を実施しました。観光業の振興を目的とした措置で、同日付の官報にて正式に公布され、即日施行されています。



タイでは本来、重要な仏教行事にあたる日には全国的に酒類の販売が禁じられています。対象となる日は以下の5つです。

  • マカブーチャ(万仏節)

  • ヴィサカブーチャ(仏誕節)

  • アサラハブーチャ(三宝節)

  • カオパンサー(入安居)

  • オークパンサー(出安居)

今回の見直しでは、以下の5種類の施設に限って、これらの祝日であってもアルコールの販売が認められるようになりました。

  • 国際線が発着する空港内の旅客向けエリア

  •  

    関連法に基づく認可を受けた娯楽施設

  •  

    保健大臣が指定し、内務大臣の助言に基づいて観光エリアと認定された施設

  •  

    ホテル法に基づく正規のホテル

  •  

    保健大臣が指定し、観光・スポーツ大臣の助言を受けた、国内外の大規模イベント会場

販売にあたっては、未成年者の保護、公共の安全、社会秩序の維持を目的とした厳格な対策が義務付けられています。

ジラユ・フアンサップ報道官は、「この措置は2025年を『アメージング・タイランド観光・スポーツ年』とする政府方針に沿ったもので、観光産業に直接的な利益をもたらすと期待されている」と述べました。

 

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