プーケットでビーチと空港を結ぶボートタクシー、年内にも運行開始の可能性

タイ南部プーケットで、人気ビーチとプーケット国際空港を結ぶボートタクシーが、2025年内にも開始される見通しとなりました。タイ海事局の幹部が2025年5月2日に地元メディアに対して明らかにしたとバンコク・ポストが伝えています。

海事局計画部によりますと、最短で4か月以内の運行開始を目指しており、初期段階では島の西側にあるパトン、カタ、カロンといった主要ビーチと空港を結ぶルートが想定されているとのことです。移動にかかる時間はおよそ1時間と見込まれています。

この計画は、2025年1月にペートンターン・チナワット首相がプーケットを訪問した際、深刻な交通渋滞の解消策として、現地の行政や経済関係者との会議で提案されたものです。特に空港と市街地、観光地を結ぶ幹線道路では慢性的な渋滞が続いており、代替交通手段として期待が高まっています。

さらに、来年度には島の東海岸側から空港へ向かうルートの整備も計画されており、候補地としてはヤム岬、カオ島、ヒン岬、ポー湾などが挙げられています。なお、西側はモンスーンの影響で海が荒れる季節があるため、年間を通じた運行を視野に入れ、東西両ルートの活用が検討されています。

■Phuket boat taxis linking beaches and airport possible this year