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チュラ大のタイ産ワクチン開発が順調に進行中

2021年11月20日 配信
チュラ大のタイ産新型コロナウイルスワクチン開発が順調に進行中

©チュラロンコン大学

タイ国立チュラロンコン大学は、タイ産新型コロナウイルスワクチンの開発を進めており、ChulaCov 19 mRNAワクチンとChula-Baiyaタバコ葉由来ワクチンの両方が有望です。2021年11月19日のタイ国営メディアNNTが伝えています。


Chula VRCの新型コロナウイルスワクチン開発プロジェクト責任者であるDr.Kiat Ruxrungthamによると、ChulaCov 19 mRNAワクチンの臨床試験の第1相および第2相では、良好な免疫反応が惹起されましたが、血栓などの重篤な副作用は認められませんでした。第2相試験では、ワクチンは納得のいく形で抗体反応を刺激することができ、投与量が多いほど免疫刺激が大きくなるという相関関係が見られました。このワクチンはファイザー製ワクチンと比較してT細胞刺激に2倍の能力があり、SARS-CoV-2ウイルスのアルファ、ベータおよびデルタ株に対して有効でした。

開発は第3相に進んでおり、計画通りに進めば、2021年中ににワクチン試験のボランティアを募集し、2022年初めに接種します。この臨床試験のデータは2022年半ばに米食品医薬品局に提出され、ワクチンの緊急使用の承認を求められる予定。承認されれば、安全性と有効性のデータを得るためにさらに3万人のボランティアが必要になります。しかし、タイではその頃にワクチン接種を受けていない人はほとんどいないため、このステップは難しいだろうとDr.Kiatは述べました。

Baiya Phytopharm社の共同創設者兼CEOであるSuthira Taychakhoonavudh氏によると、9月にBaiyaワクチンの第1相ヒト試験が実施され、安全性の監視が進行中。この段階からの免疫刺激の所見は注射の50日後に決定されることになっており、最初の所見はワクチンが安全であり、重篤な副作用がないことを示していると述べました。現在、12月に実施される試験のために、61〜75歳のボランティアの募集が行われています。 Baiya Phytopharm社は、第2世代のワクチンも製造しており、1月にヒトでの治験を実施する予定です。

 

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