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タイには「สีซอให้ควายฟัง(シー・ソー・ハイ・クワーイ・ファン)」ということわざがあります。いくら丁寧に教えたり説明したりしても、相手が理解できなかったり、聞く耳を持たなかったりすれば、時間と労力が無駄になってしまうことを意味します。
このことわざに登場する「ソー(ซอ)」は、弓を使って弦をこすり、音を出すタイの伝統的な楽器です。
どれほど美しい音色を奏でても、その音楽の価値を理解できない水牛に聞かせていては、演奏する側の努力が報われません。
そこから、何度説明しても理解しようとしない相手や、忠告を聞き入れようとしない相手に、繰り返し教えたり説得したりすることの無駄を表す言い回しとして使われています。
例えば、相手のためを思って何度も助言しているのに、まったく耳を貸してもらえないような状況です。
タイ王立学士院辞典でも、理解力の乏しい人に教えたり助言したりしても、効果が得られず、時間の無駄になることを意味すると説明されています。
「สีซอให้ควายฟัง(シー・ソー・ハイ・クワーイ・ファン)」の「สี(シー)」は弓で弦をこすって演奏すること、「ซอ(ソー)」はタイの伝統的な弦楽器、「ให้(ハイ)」は「~に」、「ควาย(クワーイ)」は「水牛」、「ฟัง(ファン)」は「聞く」を意味します。
文字通りには「水牛にソーを弾いて聞かせる」という意味になります。
※出典
タイ王立学士院辞典 พ.ศ. 2554「สีซอให้ควายฟัง」(Longdo Dictionary)
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