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タイの著名司会者の息子であるマーコー=シラー・ワッタナクンが、タイ伝統芸能コーン(仮面舞踊劇)の巨人役に挑戦し、その強い意志と情熱で注目を集めています。「コーンは難しい。しかし、決して諦めない者にとって不可能ではない」と語り、文化の美しさが国境を越えることを体現しています。
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マーコーさんは、著名な司会者ローラー=サシトーン・ワッタナクンの息子として育ち、心身ともに健やかに成長してきました。彼は「コーンは簡単な芸術ではありませんが、どこまで進めるかは心次第です。単なる舞台芸術ではなく、身体、精神、そして規律を深く融合させた学問です」と語ります。幼少期の小さな憧れから始まった挑戦でしたが、本格的な訓練を通じて、その難しさを実感したといいます。
訓練では、厳格な基礎を重ねてきました。手の動きや足運び、優雅な姿勢の維持、そして音楽のリズムに合わせて全身の筋肉を精密に制御する技術を習得する必要があります。特に巨人役のコーンでは、単なる力強さだけでなく、静かで重厚な力と繊細な感情のコントロールが求められます。同じ動作を何百回も繰り返し、身体に記憶させる努力を重ねてきました。
また、舞台内外で数々の困難にも直面しました。新たな環境への適応や失敗、さらには新型コロナウイルス感染症の影響により活動が制限された時期にも、オンラインで学びながら日々練習を続けてきました。「すべての困難は成長への階段です」と振り返ります。
若い世代の一人として、彼は時間管理にも真剣に取り組んでいます。学業とコーンの訓練、休息を両立させるため、昼休みや自宅での空き時間を活用して練習を重ねています。彼にとって学業と芸術は競い合うものではなく、互いに高め合う存在です。コーンを通じて培った集中力と規律は、学業成績にも良い影響を与えているといいます。
さらに、社会貢献活動や海外での文化発信にも意欲を示し、同世代にタイ文化の魅力を伝えることを目指しています。「タイ芸術は古くさいものではなく、今なお強い力を持っています」と語りました。
最後にマーコーさんは、「コーンは“文化の言語”であり、言葉を理解しなくても身体表現で世界中の人々と通じ合うことができます。これは貴重なソフトパワーです」と強調しました。そして、優れた演者を目指すだけでなく、次世代の視点からタイ文化を継承・創造する担い手になる決意を示しました。

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