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2025年9月4日、バンコク・シーロム通りとラマ4世通りが交わる場所に「セントラルパーク」がオープンしました。MRTシーロム駅の目の前、BTSサラデーン駅からもすぐという、まさに都心の一等地。開業初日の朝から多くの人が訪れ、館内はすでに熱気に包まれていました。今まさに、バンコクで最も注目を集める場所といっていいでしょう。

建物の外観は、金・銀・銅をまとったメタリックな輝きに加え、交差点を覆うような巨大なカーブスクリーンが印象的。その前に立つと、ここが新しいバンコクの象徴になっていくことを強く予感させます。

館内には最新のショップやレストランが軒を連ね、日本の「極味や」や韓国の「SUPER MATCHA」など、タイ初出店のブランドも続々。買い物や食事を楽しむにも十分すぎるほどの内容です。


今回、「またショッピングモールか……」と思ったあなた。実は、ここからがまったく違うんです。それが、「デュシット・アルン(Dusit Arun)」 と名付けられた屋上庭園ルーフパークがあること。4階から6階にかけて立体的に広がり、約7ライ(11,200㎡)というタイ最大規模のスケールを誇ります。足を踏み入れると、まるでタイ南部のマングローブやジャングルの中の遊歩道を歩いているかのように緑に包まれ、都会の真ん中にいることをしばし忘れさせてくれる特別な空間です。

ルンピニ公園と視覚的につながるように設計され、都市と自然が一体化した風景を楽しめるのも「デュシット・アルン」の大きな魅力。さらにペットフレンドリーで、カートに入れたワンちゃんと一緒に散策できるほか、キッズパークも併設されており、誰もが心地よい時間を過ごせる“都市の公園”として開かれています。これによりセントラルパークが他のモールと決定的に分ける存在感を放っているのです。
セントラルパークに到着して真っ先に向かったのが、最大の見どころと言える 屋上庭園ルーフパーク「デュシット・アルン」。4階から6階にかけて丘陵状に段々と広がるデザインは、都心の真ん中にいることをしばし忘れさせる力を持っていました。

緑の中を縫うように続く遊歩道。植栽に囲まれた小径は、都会の真ん中とは思えない“森の散策路”のような雰囲気で、写真を撮る人々が絶えず、すでに“映えスポット”として賑わっていました。

小川のように水が流れ、ところどころに小さな滝もあって、水の音が心地良く耳に届きます。ここには、そのうち鳥たちもやって来て、この空間をさらに豊かにしてくれるのではないかと感じました。


さらに進むと、噴水がきらめく広場が現れ、ちょっと小休止。

そこからさらに上がると、視界が一気に開けます。足元のルーフパークの緑がそのままルンピニ公園へとつながり、その向こうに高層ビル群がそびえ立つ光景が広がるのです。都市の真ん中でこれほど気持ちのいい眺めに出会えるとは思ってもみませんでした。


ここは間違いなく、今バンコクで絶対に訪れるべき場所のひとつです。
屋上庭園ルーフパークを満喫したあとは食事へと向かいます。LGフロアに広がるフードコートエリア 「Parkside Market」 は、タイ版ミシュランガイド掲載店から伝説的屋台まで約70店舗が集まり、1,000種類を超える料理を楽しめる“食の縮図”のような場所。

グランドオープンの日とあって人で溢れ、どの店も行列が絶えません。あまりの選択肢の多さに、何を食べればいいのか正直迷ってしまうほどで、まさに嬉しい悲鳴です。
ずらりと並ぶミシュラン店。

これはタイ伝統菓子のカノム・トーキョー。

コーヒーやカクテルが楽しめる「So!」。

その中で足を止めたのが 「EASY! buddy」でした。ガパオライス専門店としてすでにバンコクに12店舗を展開し、ここセントラルパーク店が13号店目。厨房から立ちのぼる炒めたバジルと肉の香りに誘われ、迷わず定番のガパオライスを注文しました。

白いご飯の上には目玉焼きがのり、黄身がとろりと広がる王道スタイル。シンプルながらパンチの効いた味付けで、ピリッとした辛さが後を引きます。熱気あふれるフードコートの雰囲気も相まって、美味しいガパオライスが一段と美味しく感じられました。

館内には、タイらしい品を持ち帰るのにぴったりなショップも並んでいます。たとえば 「Hug Craft」。

地元クラフト作家やブランドが手がける雑貨や小物が集まり、どれも温かみとセンスにあふれています。大量生産の土産物とは違う、“特別感のあるギフト”を見つけられる場所です。

そして外せないのが 「JIM THOMPSON」。

タイシルクを世界に広めたアメリカ人実業家ジム・トンプソンが1950年にバンコクで最初の店を開いたのが始まりです。1967年、マレーシアで休暇中に忽然と姿を消したエピソードは今なお謎に包まれており、世界的に知られています。そうした物語も相まって、ブランドは特別な存在感を放っています。

シルクのスカーフやバッグ、ポーチは華やかで高級感があり、贈り物にも自分への記念にも最適。セントラルパークのモダンな空間に並ぶと、その歴史と風格が一層引き立って見えました。

セントラルパークでは、海外からの旅行者に向けた 「INTERNATIONAL CUSTOMER PRIVILEGES」 が用意されています。登録すると 最大40%の割引や限定ギフトが受け取れるほか、通信会社や配車アプリ、航空会社との提携による特典も多数です。

【通信会社の特典】
AIS 5G:リサイクルZIPバッグ(THB139相当)、ラウンジ利用
True / dtac:キャンドルギフト、無料Wi-Fi(24時間)、空港SIM特典
【配車アプリの特典】
Grab
Bolt
【航空会社の搭乗者向け】
タイ国際航空、エアアジア、ノックエア、シンガポール航空などの利用者に、ラウンジ2名無料アクセス+フードコートTHB200クーポンカード

受付は GフロアのRedemption Counter(レセプションカウンター)。パスポートを提示すればその場で登録でき、すぐに特典を利用可能です。登録してみると、特典とは別に ミニポーチ もプレゼントされました。ちょっと得した気分になれるのも嬉しいポイントです。


シーロムの新名所「セントラルパーク」は、ただのショッピングモールではありませんでした。丘陵状に広がる屋上庭園ルーフパーク「デュシット・アルン」で自然を感じ、地下の「Parkside Market」でバンコクの“今の味”を体験。当たり前のように充実した店舗ラインナップに、さらに観光客向けの特典まで整っていて、訪れる人すべてに開かれた都市型ライフスタイル拠点といえるでしょう。
バンコクの中心で、買い物も食事も散策も楽しめるこの空間。今後、多くの人に「行ってよかった」と語られるスポットになるはずです。ちなみにペットフレンドリーなので、カートに入れたワンちゃんたちも入館可能。愛犬家にとっても嬉しい新名所です。
[営業時間]
10:00 ~ 22:00
[住所]
946 Rama IV Rd, Si Lom, Khet Bang Rak, Bangkok 10500
[電話]
020219999
[ウェブ]
https://www.centralparkbangkok.com/
https://www.facebook.com/CentralParkBangkok/

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