THAILAND HYPERLINKS ไทยแลนด์ ไฮเปอร์ลิงค์ タイ旅行やタイ生活とタイエンタテイメントのポータルサイト

タイ国軍、カンボジアの主張を全面否定~領内攻撃の事実と自衛措置を発表

2025年7月28日 配信

タイ王国軍は2025年7月27日、カンボジア国防省による「タイが先に主権を侵害した」との主張を全面的に否定し、同日中に発生した一連の攻撃の事実と自衛措置について詳細な声明を発表しました。タイ広報局が伝えています。



7月27日19時20分、タイ王国軍司令部のウィタイ・ライトムヤー少将が正式に声明を読み上げ、カンボジア国防省報道官マリー・ソチェアター中将による発言を「事実無根かつ責任を欠いたもの」と非難。カンボジア側が挑発と侵攻を繰り返しながら、事実を歪曲しタイの名誉を損なおうとしていると断じました。

声明によると、カンボジア軍は7月27日未明からタイ領内への攻撃を開始。事実として次のような軍事行動が確認されたとしています:

・午前2時:スリン県チョンチョム地区に対しカンボジア軍が砲撃

・午前4時30分:タクワイ寺院およびタムエントム寺院周辺のタイ軍陣地に対し集中的な砲撃

・午前6時40分:スリン県内の民家が砲撃被害を受け、カンボジア軍がタイ側への侵入を試みる

・午後5時:シーサケート県カンタララック郡の住宅地にBM-21ロケットが着弾し、市民1名が死亡、1名が重傷

タイ側は、これら一連の行為を「民間人を意図的に標的にした非人道的行為」であり、「基本的な人道原則に反する」と強く非難。これに対してタイ軍は国連憲章第51条の自衛権に基づき、必要かつ比例的な反撃を実施したと説明しています。

また、タイは紛争の拡大を望まないこと、平和的解決を最優先に国際法を遵守する姿勢を強調。カンボジア側に対し、「偽情報の拡散と不法行為を直ちに中止するよう」強く求めました。

最後にタイ王国軍は、国際社会に対して「事実に基づいた認識と、カンボジアに対する速やかな是正要求」を呼びかけました。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク