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タイ陸軍は2025年7月、スリン県にある「タクワイ遺跡(ปราสาทตาควาย)」内に設置されていた募金箱について説明を行い、すでにカンボジア側との協議により現地から撤去されたことを明らかにしました。2025年7月22日にタイ政府メディアNBT Connextが伝えています。
問題となったのは、遺跡内に設置されていた募金箱がカンボジア側の管理下にあり、カギも同国側が保持していたことです。これにより、一部の観光客らに「タイ側の募金箱」と誤解を与える可能性があるとして、SNSなどで話題となっていました。
タイ陸軍によれば、この募金箱は2011年の国境衝突後に設置されたもので、タイ・カンボジア両国の人々が伝統行事などで寄付を行うためのものでした。しかし、現在は観光地として多くの人が訪れることから、誤解を避けるためタイ側の部隊がカンボジア側に募金箱の移動を要請し、カンボジア側もこれに同意。すでに遺跡内からは撤去され、カンボジア側のエリアに移されたとのことです。
今回の対応は、特にタイ人観光客に対する誤解を防ぎ、両国の関係にも配慮した措置とされています。
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