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タイ物品税局は2026年11月2日、古い自動車を廃車にして新しいピックアップトラックなどに買い替える人を対象に、1台あたり4万バーツ(約19万円)を補助する制度を提案したことが明らかになりました。対象は15万台で、予算規模は60億バーツです。大気汚染の軽減と国内自動車市場の活性化を目的としており、2027年度の実施を目指しています。ただし、現時点では提案段階で、正式な実施は決定していません。
タイ紙「ターンセータキット」などによると、物品税局は政府の借入制度を活用し、「古い車から新しいピックアップトラックへの買い替え事業(รถเก่าแลกรถกระบะใหม่)」の実施を提案しました。
購入者は2012年より前に登録された古い自動車を廃車にし、タイ国内で製造された新しいピックアップトラック、またはピックアップトラックをベースにした乗用車(PPV)に買い替えることで、4万バーツの補助を受けられる仕組みです。
補助金は購入時の頭金に充当するか、車両価格から直接差し引く方式を想定しています。
また、自動車メーカーによる追加割引も組み合わせ、購入者の負担を軽減する計画です。
報じられた制度案によると、補助金の主な対象条件は次のとおりです。
購入者の条件
・20歳以上のタイ国籍保有者
・古い車の車検証に所有者として登録されていること
・補助は1人につき1台まで
廃車にする車の条件
・2012年より前に登録された車両
・対象となる乗用車や自家用貨物車であること
・自動車税の納付が完了していること
・ローンの担保や差し押さえの対象ではないこと
・エンジン番号と車台番号を確認できること
購入する新車の条件
・タイ国内で製造されたピックアップトラックまたはPPV
・排出ガス基準ユーロ5またはユーロ6に適合
・二酸化炭素排出量が1キロメートルあたり185グラム以下
・B20バイオディーゼルに対応するか、電動化技術を採用した車両
なお、現時点の提案では外国人居住者は補助対象に含まれていません。
タイ陸運局の2026年のデータによると、国内には使用年数が10年以上の乗用車やピックアップトラック、バンなどが約818万台あります。
特に古いディーゼル車は排出ガス性能が現在の基準より低く、PM2.5や窒素酸化物の排出源となっています。
一方、タイのピックアップトラック市場は、家計債務の増加や金融機関による自動車ローン審査の厳格化などを背景に、販売が低迷しています。
物品税局は買い替え支援によって、古い車両からのPM2.5や窒素酸化物の排出量を少なくとも30%削減するとともに、国内製造車の販売によって825億バーツ以上の経済効果を生み出すことを目指しています。
計画では2027年1月から補助金の支出を開始する予定です。
古い車は登録を抹消したうえで、政府が認定した施設で解体されます。補助金の支払いには政府貯蓄銀行(GSB)が関わる仕組みが想定されています。
さらに、電動化された対象ピックアップトラックの購入者には、年利5%以下の低金利融資を利用できる制度も検討されています。
ただし、今回の事業は財源の承認を含めて審査段階にあり、補助金の申請受付や制度の開始日は確定していません。
※出典
Thansettakij・สรรพสามิตชง ‘รถเก่าแลกรถกระบะใหม่’ ขอใช้เงินกู้ 6,000 ล้าน อุดหนุน 4 หมื่น/คัน
Khaosod・สรรพสามิตชง ใช้งบพ.ร.ก.กู้ 6 พันล. ลุย “รถเก่าแลกรถใหม่” อุ้มกระบะ 4 หมื่น/คัน
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