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タイ、迷惑外国人観光客に「ゼロ・トレランス」 ビザ取り消し・国外退去・ブラックリストも

2026年8月29日 配信

タイのスラサック・パンジャルーンウォラクン観光・スポーツ相は2026年8月28日、問題行動を起こす外国人観光客に対して「Zero Tolerance(容認しない)」の姿勢で対応し、ビザの取り消しや国外退去、ブラックリストへの登録など厳格な措置を進める方針を示しました。同日から新たな「国外退去に関する首相府規則」が施行されたことを受けたもので、タイラットなどタイメディアが伝えています。

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スラサック観光・スポーツ相は、タイは法律を守り、タイ人やタイ文化を尊重する世界各国からの旅行者を歓迎するとする一方、法律を守らず、人々に迷惑をかけたり社会の秩序を乱したりする旅行者については容認しないとの立場を示しました。

観光・スポーツ省は、内務省、観光警察、入国管理局などと連携し、外国人観光客による威嚇や迷惑行為などが確認された場合には、法令に基づいて身柄の確保やビザの取り消し、国外退去手続きを進める方針です。対象者については、ブラックリストへの登録によりタイへの再入国を禁止する措置も取られるとしています。

背景には、8月28日に施行された「国外退去に関する首相府規則(ระเบียบสำนักนายกรัฐมนตรี ว่าด้วยการเนรเทศ พ.ศ. 2569)」があります。

タイ政府によると、新規則は、これまで存在していた国外退去に関する法律を変更するというよりも、関係機関の手続きや情報共有を明確化し、対象となる外国人について、より迅速に国外退去手続きを進められるようにするものです。

対象として示されているのは、不法入国・不法滞在、外国人就労法に違反した就労、外国人事業法に違反した事業、政府文書の偽造や偽造文書の使用、法定刑が禁錮3年以上となる犯罪などです。政府は、関係機関の情報を連携させ、該当する外国人について原則30日以内の送還を目指すとしています。

スラサック観光・スポーツ相は新規則施行前の8月25日にも、サムイ島やプーケットなどの観光地で問題行動を起こした外国人をめぐり、一部についてすでにビザを取り消したことを明らかにしていました。その際には、国籍などで一括して扱うのではなく、問題を起こした人物を個別に判断して対応する方針も示しています。

今回の「Zero Tolerance」方針は、外国人観光客全般を対象に規制を強化するというものではなく、法律違反や周囲への重大な迷惑行為などを行う外国人に対して、既存の法制度と新たな手続きを使って迅速に対処していく姿勢を明確にしたものとなります。

※出典
タイ政府「国外退去に関する新規則、違法行為を行った外国人を30日以内に送還へ」
タイ政府「スラサック観光・スポーツ相、問題を起こす外国人観光客のビザ取り消しについて説明」
タイラット「スラサック観光相、問題を起こす外国人観光客の国外退去へ」

 

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