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タイ・中国警察が偽造カード犯罪網を共同摘発、中国人4人・タイ人5人を逮捕

2026年8月16日 配信

タイと中国の警察当局は、中国人を狙ってクレジットカード情報を盗み、偽造カードを使って不正決済を繰り返していたとされる国境を越えた犯罪ネットワークを共同で摘発し、中国人4人とタイ人5人の計9人を逮捕しました。中国公安部が2026年8月13日に明らかにしたもので、中国側が確認した事件の被害額は500万元(約2450万バーツ)を超えています。

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中国公安部によると、中国警察は2025年、上海の公安当局による捜査で、中国人を標的とした国際的なクレジットカード不正利用グループを把握し、タイ警察に情報を提供して共同捜査を進めていました。

2026年7月初めには中国公安部の捜査チームがタイ入りし、タイ側と組織構成や主要メンバー、犯行拠点、資金の流れなどを調査。その後、両国で一斉摘発を実施したとしています。

犯行の舞台となったのは、タイの観光地に開かれたドライフルーツ店でした。容疑者らは2024年から店を隠れみのにし、「銀聯カード(UnionPay)で支払えば割引になる」などと客を誘ってカード情報を不正に取得。盗んだ情報から偽造カードを作り、不正決済や現金化を行っていた疑いがあります。

タイ側では7月に4人を逮捕、被害者1200人超

この事件をめぐっては、タイ中央捜査局(CIB)が2026年7月27日、関連するカード情報窃取グループの摘発を発表していました。

CIBによると、中国大使館からタイ国家警察庁に捜査協力の要請があり、経済犯罪抑制課などがチェンマイ、バンコク、チョンブリで捜査を実施。中国人の男(42歳)1人とタイ人3人の計4人を逮捕しました。

グループは観光地でドライフルーツ店を営業し、UnionPayカードを使う客に特別割引を提示。決済時には、磁気データを読み取る装置を仕込んだコンピューターのキーボードを使ってカード情報をコピーするとともに、防犯カメラで客が入力する暗証番号(PIN)を盗撮していたとされています。

盗み取った情報はLINEを通じて米国にいる仲間へ送られ、商品の購入や現金の引き出しなどに使われていたとCIBは説明しています。

タイ警察は店舗や住居など計6カ所を捜索し、磁気カード情報の読み取り装置を備えたキーボード11台、コンピューター5台、カード決済端末3台、携帯電話6台、IPカメラ18台、監視カメラ用サーバー3台などを押収しました。

CIBによる7月時点の発表では、中国人の被害者は1200人を超え、被害総額は2900万バーツ以上にのぼるとされています。逮捕された4人はいずれも容疑を認め、中国人容疑者はカード情報を読み取る機器を中国から持ち込んだと供述したとされています。

タイ・中国で計9人を摘発

その後、中国公安部が発表した合同摘発では、複数の犯罪拠点を摘発し、中国人4人とタイ人5人の計9人を逮捕しました。中国側が確認した事件の被害額は500万元を超えています。

タイ側が7月に発表した「2900万バーツ超」と、中国側が今回発表した「500万元超(約2450万バーツ)」では被害額が異なっています。両当局で確認した被害や集計範囲が異なる可能性があるため、現時点ではそれぞれの発表値として見る必要があります。

中国公安部は、今回の摘発について、タイと中国の警察が経済犯罪分野で近年実施した初の同時共同取り締まりだと説明しています。今後も情報共有や共同分析、容疑者の追跡、犯罪収益の回収などで協力を強化し、国境を越えた経済犯罪への継続的な協力体制を構築していくとしています。

※出典
ตำรวจสอบสวนกลาง (CIB)「ทลายเครือข่ายจีนเทาโจรกรรมข้อมูลบัตรเครดิต เสียหายกว่า 29 ล้านบาท」
中国日报「中泰警方联合侦破一起跨国信用卡盗刷案 涉案金额达500余万元」

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