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2026年世界平和度指数、タイは101位に後退 日本は10位に浮上

2026年6月22日 配信

オーストラリアの国際シンクタンク、経済平和研究所(Institute for Economics & Peace=IEP)は2026年6月9日、「世界平和度指数2026(Global Peace Index 2026)」を発表しました。タイは世界101位となり、前年から7ランク順位を下げました。一方、日本は3ランク上昇して世界10位に入りました。

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世界平和度指数は、世界163カ国・地域を対象に、「社会の安全と治安」「継続中の国内・国際紛争」「軍事化」の3分野、計23項目を用いて各国・地域の平和度を評価するものです。スコアは低いほど平和度が高いことを示します。

タイは世界101位、前年から7ランク低下

タイのスコアは2.089で、世界101位となりました。アジア太平洋地域の19カ国では15位です。

タイの平和度は前年から2.4%悪化しました。特に「継続中の国内・国際紛争」分野が12.5%悪化しており、テロの影響を示す指標の悪化や、国内紛争による死者数の増加が要因として挙げられています。

一方、「軍事化」分野は4.9%改善し、全体の悪化を一部相殺しました。

東南アジアでは、シンガポールが世界8位、マレーシアが12位、ベトナムが41位、ラオスが58位、インドネシアが69位、カンボジアが96位、フィリピンが102位、ミャンマーが151位となっています。

日本は世界10位、アジア太平洋で3位

日本のスコアは1.489で、前年から3ランク上昇して世界10位となりました。アジア太平洋地域では、ニュージーランドとシンガポールに次ぐ3位です。

日本の平和度は前年から1.5%改善しました。「継続中の国内・国際紛争」分野が6.3%改善し、国内紛争の深刻度を示す指標も改善しました。

一方、「軍事化」分野は3.6%悪化しました。報告書は、日本が2025年に過去最高となる550億米ドルの防衛予算を承認したことや、自衛隊の各部隊を一元的に指揮する統合作戦司令部を発足させたことなど、近年の防衛体制強化を背景として挙げています。

世界全体の平和度は12年連続で悪化

世界全体の平均的な平和度は前年から0.7%悪化し、12年連続の低下となりました。163カ国・地域のうち、99カ国で平和度が悪化し、62カ国で改善しています。

世界で最も平和な国は、19年連続でアイスランドでした。2位はニュージーランド、3位はスイス、4位はスロベニア、5位はアイルランドです。

最下位はロシアで、スーダン、コンゴ民主共和国、ウクライナ、イスラエルが下位5カ国に入りました。

なお、世界平和度指数は、旅行者が犯罪被害に遭う危険性だけを評価した「安全な国ランキング」ではありません。治安に加え、国内外の紛争や軍事化などを含め、国全体の平和度を総合的に評価した指数です。

 ■Global Peace Index