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世界で最も人を死に至らしめる動物は?

2026年2月26日 配信

世界で最も多くの人を死に至らしめている動物は「蚊」とされています。クマやサメ、毒ヘビなど危険な動物を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実際には小さな蚊が媒介する感染症が、世界的に見て圧倒的な健康被害をもたらしています。

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蚊は節足動物の一種で、人を直接襲って命を奪うわけではありません。しかし吸血の際に病原体を媒介することで、さまざまな感染症を広げます。代表的なものとしてマラリア、デング熱、黄熱、ジカ熱、チクングニア熱などがあり、世界的な公衆衛生上の大きな課題となっています。

世界保健機関(WHO)が2022年12月に公表した「世界マラリア報告(World Malaria Report 2022)」によると、2021年のマラリア感染者数は約2億4,700万人、死亡者数は推計61万9,000人とされています。新型コロナウイルス感染症の影響により、予防対策や医療サービスへのアクセスが低下したことなどから、感染者数と死亡者数はいずれも増加傾向にあると指摘されています。マラリア以外の蚊媒介感染症も含めると、蚊が人類に与える影響は極めて大きいとされています。

こうした中、タイ保健省・疾病管理局は2026年2月25日にあらためて、ネッタイシマカなど蚊による感染症への注意を呼びかけました。特に幼児や高齢者、持病のある人は重症化のリスクがあるとして警戒を促しています。

予防策として、肌の露出を控えた服装や虫よけの使用、蚊帳や網戸の活用、家庭周辺の水たまりの除去など、日常的な対策の徹底が推奨されています。また、発熱時にはアスピリンやイブプロフェンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の使用を避け、パラセタモールを使用するよう注意喚起が行われています。さらに、デング熱ワクチンの接種は感染リスクの低減や重症化予防につながる可能性があるとされています。

小さな存在ながら、世界で最も多くの命に影響を与える動物である蚊。保健当局は、家庭レベルでの予防対策を継続することが感染症対策の基本だと呼びかけています。