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スワンナプーム空港、ドローン対策を強化~飛行・観光への影響は確認されず

2025年12月23日 配信

ピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相は2025年12月22日、バンコクの空の玄関であるスワンナプーム空港における安全対策を強化するよう、タイ空港公社(AOT)に指示しました。軍や警察など関係機関と連携し、空港周辺での無許可ドローン飛行を防止することが目的です。

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この指示を受け、スワンナプーム空港は国際的な航空安全基準に基づき、警備体制の強化と迅速な対応を実施しているとしています。

空港側によりますと、2025年12月20日夜に空港周辺でドローンが確認されたとの報告を受け、直ちに緊急対応計画および空港保安計画を発動し、関係機関と連携して現地確認を行いました。翌21日夜にも、別の地点でドローンの飛行が確認されましたが、いずれのケースでも航空機の離着陸、運航スケジュール、旅客サービスへの影響はなかったとしています。

現在、スワンナプーム空港では、陸軍・空軍・警察と協力し、ドローン検知・対処システム(アンチドローン)の運用を行うとともに、空港警察と合同で周辺の巡回を強化しています。また、空港周辺のフェンス沿いでは巡回回数を増やし、24時間体制でCCTVによる監視を実施しています。

さらに、関係機関との合同訓練や運用計画の見直しを継続的に行い、緊急時に迅速かつ効果的に対応できる体制を整えているとしています。空港側は、国際民間航空機関(ICAO)の基準を順守していることを改めて強調しました。

空港当局は、空港周辺、特に半径9キロ以内でのドローン飛行は違法であり、高い危険性を伴うと注意を呼びかけています。違反した場合、航空の安全に関する法律に基づき厳しい罰則が科される可能性があるとしています。不審な事案を確認した場合は、スワンナプーム空港のセキュリティセンター(電話:0-2132-4000)まで通報するよう求めています。

また、警察当局は、空港周辺での検問や車両・人物の確認を強化するとともに、登録済みドローン所有者への確認や、周辺の事業者・宿泊施設への周知を進め、不審な行動の早期発見に協力を呼びかけています。

当局は、これらの対策により航空の安全確保と利用者の信頼維持、観光への影響防止を図るとしています。

 

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