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タイ東北部ナコンラチャシマ県(コラート)で、ロシア国籍者によるドローンを使った破壊活動の可能性があるとの情報を受け、警察が警戒を強化しています。2025年12月16日までに、複数の現地メディアが伝えました。
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報道によりますと、ナコンラチャシマ県内のすべての警察署に対し、県内に滞在するロシア人の動向を注意深く監視するよう指示が出されたということです。軍関連施設や主要な経済拠点を標的とした妨害行為が懸念されているとされています。
警察は、ロシア国籍の人物がカンボジア側から雇われ、ドローンを使用して県内の施設、特に空軍第1航空団基地(Wing 1 Air Base)を攻撃する計画があるとの情報を受け取ったとしています。
これを受け、ムアン郡を中心に、ホテル、リゾート、ゲストハウス、賃貸住宅などの確認や監視を実施しています。また、住民に対して、不審な人物や不審な行動を見かけた場合には、速やかに警察へ通報するよう呼びかけています。
当局はあわせて、航空機の安全確保のため、空軍基地から半径9キロ以内でのドローン飛行が禁止されていることを改めて周知しました。現時点では、不審な活動は確認されていないとしています。
一方、この報道を受けて、在タイ・ロシア大使館は声明を発表し、こうした情報は根拠のないものであり、地域外から発信された可能性が高いと指摘しました。声明では、観光やビジネス目的でタイに滞在しているロシア人の権利を侵害し、タイとロシアの長年にわたる関係を損なう意図があるとの見方を示しています。
当局は引き続き状況を注視し、必要に応じて対応を行うとしています。
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