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まもなく年末年始の旅行シーズン。円安が気になる中で、タイを訪れる方も多いでしょう。
こうした中、タイ政府観光庁(TAT)は2025年12月22日、タイ国内の観光・旅行活動は全国的に通常通り行われているとした上で、タイ東部および東北部のタイ・カンボジア国境沿いの一部地域において、安全対策および交通調整が実施されていると発表しました。
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TATによりますと、航空、鉄道、バス、船舶などの国内外の交通機関は通常運行しており、バンコク、チェンマイ、プーケット、サムイ島、クラビ、パタヤ(チョンブリー県)、アユタヤなど主要観光地は、通常通り観光客を受け入れています。
全国的な観光や移動に大きな影響は出ていないとしています。
一方、タイ・カンボジア国境に近い以下の7県では、安全対策が取られています。
・ウボンラチャタニ県
・シーサケート県
・スリン県
・ブリラム県
・サケーオ県
・チャンタブリー県
・トラート県
トラート県では、5郡(クロンヤイ、ボーライ、レムゴップ、カオサミン、ムアン・トラート)に出されていた夜間外出禁止令が、治安の安定を受けて2025年12月16日に解除され、日常生活や各種サービスは通常通り再開されています。
チャンタブリー県およびサケーオ県の一部地域では、引き続き戒厳令が適用されています。
また、サケーオ県の4郡では、2025年12月10日以降、午後7時から翌午前5時までの夜間外出禁止措置が継続されています。
国境周辺地域では、一部交通機関に変更があります。
タイ国鉄(SRT)は、2025年12月21日からアランヤプラテート駅を当面の間閉鎖しました。これに伴い、普通列車279・280号および275・276号は、バンコク(フアランポーン駅)〜サケーオ間のみの運行となっています。
また、シーサケート県ではカンタララック・バスターミナルが一時閉鎖され、バンコク発着の一部路線は仮の乗降地点に変更されています。
当局は、ブリラム県ノーンディンデーン郡方面へ向かう際、国道348号線(ケーオペットプロイ〜チョン・サイタク区間)の利用を避け、代替ルートを利用するよう呼びかけています。
また、タイ・カンボジア国境沿いの検問所や立入制限区域では、引き続き通行や出入りが制限されています。これらの措置は特定の地域に限られており、同県内の他の地域では通常の生活や観光活動が行われています。
タイ政府観光庁は、旅行者に対し、渡航前に公式情報を確認し、現地当局の指示に従うよう呼びかけています。
最新の渡航情報や支援については、TATコールセンター(1672)およびツーリストポリス(1155・24時間対応)で案内しています。
この渡航情報は、今後の状況に応じて随時更新されるとしています。
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