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画像加工アプリ「BeautyCam」を提供するMeitu Inc.は2025年12月18日、アプリ内部の利用データをもとに、各国における「前髪加工」機能の使用傾向を公開しました。データによると、タイにおける前髪機能の使用率は7%となっており、韓国と同水準で、アメリカを上回る結果となっています。
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同社によりますと、前髪に対する意識は国や地域によって大きく異なり、欧米では「手入れが大変」「子どもっぽく見える」といった理由から、前髪を重視しない傾向が見られる一方、東アジアを中心に、顔の印象を左右する重要な要素として捉えられています。
BeautyCamがまとめたデータでは、前髪機能の使用率は以下の通りです。
・アメリカ:5%
・韓国:7%
・タイ:7%
・日本:9%
日本が最も高い数値を示していますが、タイも韓国と並ぶ水準となっており、前髪加工が日常的に利用されていることがうかがえます。
タイでは、前髪を「絶対的なこだわり」とする文化は日本ほど強くないものの、写真撮影時に髪の乱れを整える目的で前髪加工機能を活用するユーザーが多いとされています。
特に、
・前髪が割れてしまった
・セットがうまく決まらなかった
・風で乱れた
といった場面で、簡単に修正できる点が支持されているといいます。
同社の分析では、日本では前髪が「可愛さ」や「第一印象」を左右する重要なパーツとして認識されており、使用率はタイより約2%高い9%となっています。一方、タイでは「自然さを保ちながら整える」ためのツールとして前髪機能が使われる傾向があると分析されています。
BeautyCamでは、前髪の追加や形状変更に加え、AIによる増毛や生え際調整機能も提供しています。これにより、実際に髪型を変える前に、写真上で仕上がりを確認することが可能となっており、タイのユーザーの間でも「試してから決める」用途での利用が広がっています。
今回公開されたデータは、タイにおいてもデジタル技術を活用した美容表現が、日常の一部として定着しつつあることを示すものと言えそうです。
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