偽LABUBUや偽モンチッチを大量押収、バンコクの倉庫を摘発

©特別捜査局 モンチッチ

タイ特別捜査局（DSI）は2025年12月9日、バンコク・サンパンタウォン区ジャッカワット地区にある商業ビルを捜索し、偽LABUBU（ラブブ）や偽Monchhichi（モンチッチ）など、商標・著作権を侵害した玩具約6万点を押収したと発表しました。押収品の推定被害額は約1,500万バーツに上るとしています。

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捜索は知的財産関連の裁判所が発行した令状に基づき実施され、現場は全国へ玩具を卸売・小売するための倉庫として使用されていたとみられます。

押収品には、Pop Mart系の人気キャラクター「LABUBU」「Crybaby」「Molly」などを模倣した製品のほか、日本のキャラクター「モンチッチ」に酷似した偽造品も数多く含まれていました。

DSIは、これらの商品が商標法および著作権法に違反している疑いがあるとしてすべて押収し、今後、特別捜査局が証拠として詳細に調べるとしています。

また、DSIは「知的財産権侵害は正規ブランドの権利を侵すだけでなく、偽造品の品質や安全性により消費者への危険につながる恐れがある」と強調。違法商品の情報提供を受け付けるホットライン「1202」（全国通話無料）への通報を呼びかけています。