両替レート
|
|

タイ国内で大きな注目を集めていたダイキン・インダストリーズ(タイランド)と労働組合の対立が、労働省の仲裁によって収束に向かいました。トリーヌット・ティアントン労働大臣は2025年12月9日、関係機関に調停を指示し、企業と労働組合の間で続いていた交渉が合意に至ったと明らかにしました。
★こんな記事も読まれています★
タイのダイキン、労働組合との交渉が決裂~12月6日からロックアウトを実施へ
労働省によると、調停は12月8日13時から開始され、9日0時30分まで約12時間にわたり行われました。交渉には労働省の関係部局が調停役として参加し、労働条件に関する複数の項目について協議が進められました。
調整の結果、2025年(仏暦2568年)の年間ボーナスについては基本給7か月分相当に一時金を加える内容で一致しました。また、勤続10年以上の従業員に対する表彰制度は現金給付方式に変更され、翌年度の賃金やシフト勤務手当の改定、2026年の会社カレンダーにおけるソンクラン休暇および年末年始休暇の日数に関する取り扱いも決まりました。
合意内容は 2025年12月8日から2026年12月7日まで 有効とされています。労働組合員は9日朝から通常勤務に戻りました。
なお、あなたの既報が伝えた通り、交渉がまとまらなかった段階ではダイキン側がロックアウトの予定を示していました。今回の合意により、労働省の調停手続きが終了しました。
関連記事
新着記事