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©タイ警察中央捜査局
タイ警察中央捜査局(CIB)は2025年12月7日、オンライン詐欺組織を壊滅させるための大規模作戦「スキャマー根絶作戦」を展開し、国際詐欺ネットワークに関与したとされる44歳の男をタイ中部パトゥムターニー県ランシット地区で逮捕したと発表しました。
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容疑者は、詐欺組織への関与、詐欺の共謀、洗⾦犯罪などの容疑で逮捕状が出ていた人物で、自動車部品店の従業員として潜伏していたところを摘発されました。警察の調べによると、容疑者はピチット県の自宅から逃走し、ランシットで身を隠しながら働いていたとみられています。
警察は政府の「スキャマー撲滅」を国家方針とする方針に基づき、犯罪に利用される“口座の根絶”を最優先課題として捜査を進めており、その過程で容疑者の所在を特定しました。警察が張り込みを行った結果、容疑者が店の前でバイクに乗っているところを発見し、その場で身柄を確保しました。
取り調べに対し容疑者は、逮捕状が出ている本人であることを認め、過去に知人のカンボジア人から依頼されて銀行口座を1,000バーツで開設したと説明しました。この口座は後に詐欺グループに悪用され、巨額の資金洗浄に関与した可能性があるとされています。容疑者は一度収監された経験があるものの、その後も同口座が使われ続けたことで新たな逮捕状が複数発付されていたと述べています。
警察は容疑者を中央捜査局の担当部署へ送致し、法に基づく処理を進めるとともに、背後にいる詐欺ネットワークの上位メンバーの特定と摘発を進める方針です。
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