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クラビー県のプライプラヤ病院で、心筋梗塞の患者を搬送しようとした救急車が、来院した別の患者の家族が駐車したピックアップトラックによって出発できず、結果的に患者が死亡するという痛ましい出来事が発生しました。
病院が10月18日に公式フェイスブックを通じて公表した声明によると、事件が起きたのは10月16日午後11時10分ごろ。急性心筋梗塞と呼吸不全の69歳女性患者に対し、医師と看護師が集中治療を行っており、より高度な治療が可能なクラビー病院への転送準備を進めていました。
しかし、午後11時15分ごろ、別の患者を乗せて到着した茶色の4ドアピックアップ車が救急車の後部に駐車し、出発を妨げました。車の持ち主である男性は、自身の母親の診察が遅れていることに不満を示し、職員に対して声を荒げたといいます。
その間、搬送予定だった重症患者の家族は涙ながらに床に膝をつき、車を動かすよう懇願しましたが、男性はすぐには応じませんでした。しばらくの口論の後にようやく車を移動させたものの、搬送が遅れ、患者はその後死亡しました。
病院は声明で「職員はすべての患者に対して全力で対応し、専門職としての基準に基づき行動した。今回の出来事は職員全員にとって非常に心を痛めるものであり、亡くなられた方のご家族に深くお悔やみ申し上げます」としています。
なお、車を駐車して搬送を妨げた男性の母親は軽症で、治療後に帰宅を許可されたということです。
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