タイ南部の祭りで銃乱射、死者1人・負傷8人～警察が犯人を確保

2025年7月30日未明、タイ南部ナコンシータンマラート県で開催されていた地域の祭り「カムロンフェスティバル」で銃乱射事件が発生し、1人が死亡、8人が負傷しました。容疑者の男はその場で警察により制圧・逮捕されました。各報道が伝えています。

事件が起きたのは、7月25日から5日間にわたり開催されていた「第3回カムロンフェスティバル」の最終日、30日午前1時20分ごろ。会場となったのは自然豊かな観光地・キリウォン村付近で、当日は南部の人気歌手であるバウウィーのステージもあり、多くの人々が訪れていました。

ステージ終了後、観客が帰り始めたタイミングで、容疑者の男が突然銃を発砲。会場には複数の銃声が響き渡り、群衆が四散する混乱となりました。この事件で8人が負傷し、そのうちの1人が後に死亡しました。

現地警察によると、容疑者は41歳の男。事件当夜、フェスティバルに訪れていた容疑者は、かつて自らが服役する原因となったとされる弁護士（42歳）と遭遇。口論から殴り合いに発展し、やがて銃を取り出して発砲したとみられています。

市民が仲裁に入った際、そのうちの1人が撃たれて重傷を負い、後に死亡。弁護士も重体で、ナコンシータンマラート県立マハラート病院で手当てを受けています。

警察は、容疑者が逃走を図った際に発砲して制圧。容疑者は負傷し、現在は病院で治療を受けながら警察の身柄に置かれています。

警察は事件の経緯や動機の詳細について、引き続き捜査を進めています。

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