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【注意喚起】タイで詐欺師になる、タイで詐欺師に騙される

2025年7月23日 配信

在タイ日本国大使館が2025年7月23日に配信した「海外安全対策情報(令和7年度第1四半期)」によりますと、日本人がタイにおいて詐欺の被害者となるだけでなく、詐欺事件の加害者として関与してしまうケースも報告されており、注意が呼びかけられています。



近年、SNSや求人サイトなどで「海外で短期間に高収入」や「簡単な翻訳作業」といった言葉に誘われて渡航し、特殊詐欺グループの実行役(いわゆる「かけ子」)として犯罪に加担させられるケースが相次いでいます。一度関与してしまうと、パスポートを取り上げられて軟禁状態になったり、自身や家族の個人情報をもとに脅迫されたりして、抜け出せなくなる事例もあります。組織内のトラブルによって暴行を受け、重傷を負うおそれもあるとされています。

また、タイでは日本人を狙った詐欺の被害も依然として発生しています。バンコク都内では、中東系や欧米系とみられる男女から「日本のお札を見せてほしい」と声をかけられ、やり取りの最中に財布から現金やカードを抜き取られる、いわゆる「お金見せて詐欺」の相談が後を絶ちません。

大使館では、「短期間で多額の報酬が得られるような仕事は海外でも通常はない」として、安易にこうした求人に応募しないよう強く注意を促しています。詐欺の被害者にも加害者にもならないよう、慎重な判断と行動が求められています。

なお、2025年4月から6月の第1四半期に報告された日本人の犯罪被害は44件で、前の四半期から6件の増加となりました。被害の内訳ではスリが最も多く、次いで詐欺や見せ金詐欺が続いています。また、同期間中には、入管法違反などにより日本人5名がタイ警察に逮捕され、7名が退去強制となったことも報告されています。

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