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タイ警察は2025年7月16日夜、バンコク都内のホテルで15歳の少年に売春をさせていたとして、27歳の男を人身売買やわいせつ目的の斡旋などの容疑で現行犯逮捕しました。少年はその場で保護され、関係機関によって支援体制に移行しています。
摘発を行ったのは、バンコク首都圏警察本部の児童女性保護課と社会開発人間安全保障省の合同チームです。警察は、男が通信アプリ「LINE」を通じて未成年の少年を売春に斡旋しているとの情報を受け、囮捜査を実施しました。
警察は捜査協力者を通じて、1人あたり1,500バーツで2人分の性的サービスを依頼。容疑者はそのうちの1人として、15歳の少年をバンコク・ポンプラップ区にあるホテルの一室に連れてきたところで現場を急襲され、逮捕に至りました。
摘発時、少年はタオル1枚を身にまとった状態で室内におり、開封済みのコンドームが確認されたほか、容疑者の所持品からは囮捜査用として用意された3,000バーツ分の紙幣が発見されました。
取り調べに対し、容疑者は少年の売春を手配したことを認めており、1回の斡旋につき少年に1,000バーツを渡し、自身は500バーツを受け取っていたと供述しています。また、同様の行為をこれまでに7〜8回繰り返していたとも話しています。
現在、容疑者はナーンルアン警察署に送致され、関係法令に基づいて捜査が進められています。保護された少年については、社会開発人間安全保障省が対応し、法的手続きを経たうえで必要な保護措置が講じられる予定です。
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