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タイ工業規格局(TISI)は、2025年10月1日より、学校や公共エリアに設置されている給水機に対し、安全基準の適用を義務化すると発表しました。これまで任意とされていた基準が法的義務へと格上げされるもので、特に子どもたちの健康と安全を守るための措置として注目されています。2025年6月29日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
新たな規制は、電圧が250ボルト以下の給水機を対象としており、車両、船舶、航空機内で使用される機器は含まれません。国際電気標準会議(IEC)の基準に準拠し、感電防止、湿気への耐性、漏電やアースのテスト、有害な放射線の禁止など、各種の安全対策が求められます。また、使用方法や消費電力、電圧、機種名、安全警告などの明確な表示も義務付けられます。
同日からは、以下の製品3カテゴリについても安全認証の取得が義務となります。
・温冷両用の給水機
・最大5リットルの油を使用する深型・浅型フライヤー
・美容やスキンケアに使用される家庭用電気製品
さらに、家庭用電子レンジおよび複合機種についても、2025年12月30日より認証が必要になります。
工業規格局は、製造業者が新たな認証制度に対応できるよう、事前の研修セミナーを実施予定。これにより市場流通品の安全性と品質が向上し、消費者の信頼獲得につながるとしています。
今回の義務化は、日常生活における事故リスクの軽減と製品の信頼性向上を目的としており、特に学校など子どもたちが利用する場での安全確保が期待されています。
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