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2025年6月26日、タイ南部クラビー県で、滞在期限を415日超過して不法滞在していたアイルランド人の男が、入国管理警察により身柄を確保されました。男は本国で複数の重大犯罪に関与したとされ、アイルランド当局が行方を追っていた人物です。
タイ警察は6月19日から25日にかけて、外国人の不法滞在や犯罪行為を摘発する集中的な取り締まりを実施。その過程でアイルランド警察および国際業務部門との協力により、前科のある男の存在を把握し、クラビー県内での潜伏先を特定しました。
捜査員がクラビー県ムアン郡内の店舗付近を張り込んだ結果、男が現れたところを確認。職務質問のうえパスポートを調べたところ、滞在期限を大幅に超えていることが判明しました。男はその場で逮捕され、出入国法違反の容疑で警察署へ送致されました。
調査によれば、この男はアイルランドで多数の刑事事件に関与していたとされ、薬物関連(所持・販売)、暴行、公共秩序妨害、盗難、武器不法所持、児童・女性に対する不法監禁、さらにはマネーロンダリングまで、多岐にわたる犯罪歴が確認されています。
アイルランドの検察当局は、男に対する正式な起訴を進めており、タイ国内での拘束により、今後の引き渡し手続きが検討される見通しです。
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