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バンコク中心部で行われた大規模な市民集会の現場で、まさかの事件が発生しました。バンコク首都圏警察の司令官が視察中、目の前で携帯電話をひったくられるという衝撃的な展開となり、犯人は即座にその場で取り押さえられました。
事件が起きたのは2025年6月28日午後8時30分ごろ。戦勝記念塔周辺では、約2万人が集まる平和的な集会が開催されており、バンコク首都圏警察の司令官と副司令官が現場の治安状況を確認していました。
集会は特に大きな混乱もなく、警察の予測どおりに進行していましたが、視察を終えて現場を離れようとしていた矢先、歩道でバスを待っていた市民から「携帯を奪われた」と助けを求める声が上がりました。
現場に居合わせた副司令官が即座に対応し、逃走を試みた男をその場で確保。男は携帯電話を茂みに投げ捨てていましたが、すぐに発見され、証拠として押収されました。
取り調べに対し、男は「警察が目の前を通ったので、格好をつけたくてやってしまった」と話しています。
また、頭髪と眉毛を剃っていたことから、警察が「出家中なのか」と尋ねたところ、「もうすぐ入安居で出家する予定だった」と説明しました。しかし、所持していたリュックの中からは、僧侶でなければ持たないはずの金の指輪が見つかり、供述との矛盾が浮上しています。
さらに男は、これまでに約10回の窃盗経験があると自ら話しており、ほとんどが缶ビールの万引きだったといいます。今回のような貴重品のひったくりは初めてだったとも供述しています。なお、事件当時はビールを1本飲んでいたことも認めています。
現在、男は警察署に移送され、さらに詳しい事情聴取が進められています。
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