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52億円詐欺計画、タイで外国人13人を逮捕~保釈は3人のみ

2025年6月19日 配信

オーストラリア人を標的とした大規模な詐欺事件で、タイ警察は外国籍の容疑者13人を逮捕し、2025年6月18日に刑事裁判所へ送致しました。このうち10人については保釈が認められず、3人のみが一時保釈となりました。各報道が伝えています



タイ警察中央捜査局(CIB)によると、容疑者らはオーストラリア、イギリス、カナダ、南アフリカの国籍を持ち、いずれもコールセンター型の詐欺グループに関与していたとみられています。

主な容疑は、違法な犯罪組織への参加(マフィア的組織運営に相当)、労働許可を持たない外国人による不法就労、一時滞在ビザの条件に違反した活動などです。一部の容疑者は、すでに約1万4,000人のオーストラリア人を標的にしていたと供述しており、確認された被害者は14人、被害総額はおよそ200万豪ドル(約1億3,000万円)に上るとされています。

一時保釈が認められたのは、いずれもバンコク在住のイギリス国籍の3人でしたが、他の10人は引き続き拘束されたままとなっています。

この詐欺グループは、2025年12月までに最大8,000万豪ドル(約52億円)を詐取する計画を立てていたとみられています。

捜査は、2024年5月にオーストラリア連邦警察(AFP)からの情報提供を受けて始まりました。主犯格とされる人物らはインドネシアでの摘発を受け、タイへ逃亡。チョンブリー県パタヤで潜伏していた後、バンコクに拠点を移していました。

活動拠点となっていたのは、サムットプラカーン県バーンプリー・ヤイ地区の一軒家で、外部からの視線を遮るためにシートで覆われていたとのことです。タイ警察は証拠を収集したうえで、裁判所の令状を取得し、一斉に家宅捜索と逮捕を実施しました。

タイとオーストラリアの連携によって明るみに出たこの事件は、国際的な詐欺ネットワークの摘発として大きな注目を集めています。

 

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