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マンゴスチンのイメージ画像
タイ南部ヤラー県ベートン郡などで栽培されている特産果実「Betong Misty Mangosteen(ベートン・ミスティ・マンゴスチン)」が、新たに地理的表示(GI)として正式登録されました。これは同県で4品目目のGI認定となり、地域経済に新たな弾みをつけると期待されています。2025年6月11日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
商務副大臣は、「この登録は地域資源を活かした産業強化と、農産品の国際競争力向上を目指す政府戦略の一環です」と述べ、農業分野の知的財産保護の重要性を強調しました。商務省は全国77県すべてでGI制度の活用を進めており、地域特有の農産品・工芸品などが続々と登録されています。
「Betong Misty Mangosteen」は、ヤラー県ベートン郡およびタントー郡に限って生産されているマンゴスチンで、朝霧・昼の強い日差し・夕方の雨という1日3変化の気候、肥沃な高地の地形、そしてパッタニー川の水系といった自然条件により、特有の風味と食感が育まれています。
果実は厚めの赤紫色の果皮に包まれ、果肉は真っ白で柔らかく、甘さと酸味のバランスに優れた味わいが特徴。霧の影響でゆっくりと熟成するため、濃厚な香りとしっかりした食感が生まれるとされています。
2021年には、地元農業グループが県の大規模優良農地コンテストで最優秀賞を受賞するなど、品質の高さと流通の透明性が評価されており、国内外での人気が高まっています。これまでに「Betong Misty Mangosteen」は6,200万バーツ超の経済効果を生んでいます。
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