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タイが2024年の国際会議開催実績において、過去最高の成果を収め、東南アジアで最も多くの国際会議を開催した国となりました。これは、2025年のIMEXフランクフルトで発表された「国際会議協会(ICCA)」の最新の国別・都市別ランキングに基づくものです。タイ政府メディアNNTが伝えています。
都市別のランキングでは、バンコクが世界第7位にランクインし、前年の15位から大きく順位を上げました。これは、国際会議都市としてのバンコクの存在感が一段と高まったことを示しています。
2024年にタイで開催された国際会議は158件で、前年の143件から増加しました。これにより、タイは世界ランキングで第25位となり、前年から1つ順位を上げました。アジア太平洋地域では第5位にランクインしています。
バンコクではこのうち115件の国際会議が開催され、アジア太平洋地域で第3位、ASEAN諸国の中ではシンガポールに次いで第2位となっています。
さらに、今年のICCAレポートにはタイ国内の13都市が掲載され、これは過去最多となりました。掲載された都市には、チェンマイ、パタヤ、プーケット、チョンブリ、チェンライ、パトゥムターニー、ホアヒン、コンケーン、サムイ島、ナコンラチャシマ、ノンタブリー、パッタニーなどが含まれており、タイ全体でのコンベンション施設の多様化と拡大を示しています。
また、バンコクは「Cvent 2025年版 世界の主要会議開催都市ランキング」でもアジア太平洋地域で第2位に選ばれました。これは、世界で1,800億米ドル以上の会議開催需要データを基にした評価であり、バンコクの国際的な魅力を裏付ける結果となりました。
業界関係者は、「ランキングに多くの地方都市が登場したことは、インフラの整備や地域での取り組みが実を結んできた証」と語っており、今後は首都圏だけでなく地方都市にも国際会議の開催が広がっていくことが期待されています。
今後もタイは、国際会議の開催地としての地位をさらに高め、世界のイベント誘致競争の中で存在感を強めていく見通しです。
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