THAILAND HYPERLINKS ไทยแลนด์ ไฮเปอร์ลิงค์ タイ旅行やタイ生活とタイエンタテイメントのポータルサイト

パタヤで再び「アラブ系ライダー」が暴走

2025年6月9日 配信

タイ東部の観光都市パタヤでは、中東からの観光客とみられるグループによる危険なバイク走行、いわゆる「アラビアン・レーサー」が、これまでも繰り返し問題となってきました。特に夜間、公道をパフォーマンスの場と勘違いしたかのような走行が目撃されており、ウイリーや爆音を響かせるバイクの動画がSNSなどで拡散されるたびに、市民の不安が高まってきました。



そうした中、新たに注目を集めているのが、昼間に発生した暴走行為です。ネット上に投稿されたドライブレコーダー映像には、ナ・ジョムティエン付近とみられるスックムウィット通りで、ヘルメットを着用していない3台のバイクが赤信号を無視して猛スピードで走り出す様子が映っていました。現地メディアのパタヤメールが2025年6月7日に伝えています。

映像が拡散されると同時に、地元では「またか」といった声が上がり、怒りとあきらめの入り混じった反応が広がっています。今回の行為も、単なる迷惑を超えて重大な事故につながるおそれがあるとして、改めて危険性が指摘されています。

これまでにも警察は、違法に改造されたバイクの摘発や、未成年ライダーの補導、保護者への注意喚起などを行ってきました。しかし今回のように、真昼間の時間帯にまで目立つ形で暴走が行われていることから、取り締まりの効果や継続性に疑問を持つ声も出ています。中東系とされる観光客が都市の道路を見せ場のように扱う行為は、地域住民にとって深刻な脅威となっています。

また、警察当局はバイクレンタル業者に対し、貸し出しの際には運転免許証の確認や利用者の管理を徹底するよう繰り返し呼びかけてきましたが、今回の事例からは、それが十分に実行されていない可能性も感じられます。

観光地として知られるパタヤのイメージは、こうした“暴走観光”によって少しずつ損なわれつつあります。多くの家族連れや一般旅行者が訪れるなか、昼間の幹線道路で繰り広げられる無謀な走行行為は、街の信頼と安全を揺るがす要因となっています。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク