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グローバルマーケティングを手がけるアウンコンサルティング株式会社は2025年6月9日、世界14の国と地域を対象に実施した「第13回親日度調査」の結果を発表しました。タイでは「日本が好き」「大好き」と答えた人が99.1%に達し、非常に高い親日感情が示されました。
この調査は2025年5月に行われ、アジアや欧米など14の国と地域に住む20歳以上の男女を対象としています。タイからは108人が回答しました。
タイで日本が好きな理由として最も多かったのは「日本食」(24.0%)でした。寿司やラーメンなどの日本料理は、バンコクをはじめとする都市部で日常的に親しまれており、その人気の高さがうかがえます。
続いて多かったのが「四季の風景/自然」(22.9%)です。桜や紅葉、雪景色など、四季のある日本ならではの自然の美しさが、季節の変化が少ないタイの人々にとって魅力的に映っているようです。
このほかにも「治安が良い」(14.4%)、「歴史・文化がある」(12.7%)など、さまざまな視点から日本に好印象を抱いていることが分かります。

同調査では、インドネシアとフィリピンにおいて「日本が好き」「大好き」と回答した人が100%という結果も明らかになりました。東南アジア全体で日本への好感度は非常に高く、日本との交流が広がる土台がしっかりと築かれていることがうかがえます。
一方で、親日度が比較的低かったのが中国(63.0%)と韓国(71.8%)です。両国とも他国と比べて「嫌い」「大嫌い」と回答する割合が高く、中国では合わせて約37%、韓国では約28%を占めました。
ただし、中国では前年と比べて否定的な回答が約10ポイント減少するなど、少しずつ改善の兆しも見られました。韓国でも日韓首脳会談の再開などの影響により、否定的な意見が約7ポイント減少しており、両国関係の変化が今後の親日感情に影響を与える可能性もありそうです。
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