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若者に広がる梅毒とHIV感染、バンコクの「匿名クリニック」で半年間に梅毒陽性940人

2025年5月31日 配信

バンコクにあるタイ赤十字のHIV・性感染症検査専門施設「匿名クリニック(คลินิกนิรนาม/The Anonymous Clinic)」は、2024年11月から2025年4月までの6か月間に、梅毒の陽性者が940人にのぼったと発表しました。



同期間中、同クリニックで実施された梅毒検査は11,323件で、陽性率は約8.3%でした。年齢別の陽性者数は、30〜34歳が227人と最も多く、25〜29歳が179人、20〜24歳が93人、15〜19歳でも11人が確認されました。

また、HIV感染についても若年層での増加が見られ、2024年のデータでは感染者の多くが20〜49歳に集中しており、特に30〜34歳、次いで25〜29歳が多くなっています。15〜19歳の若年層にも感染が確認されました。

発表によりますと、HIVと梅毒の同時感染も確認されており、性感染症が複数重なっている事例も報告されています。いずれも主な感染経路は性的接触であり、無症状のまま感染が進行するケースも少なくありません。

梅毒は適切な治療を受ければ完治可能な疾患ですが、放置すると脳や視神経に影響を及ぼすおそれがあります。再感染の報告も増えており、症状が軽微または無症状であっても他者へ感染させる可能性があります。

現在、HIVについては曝露前予防薬「PrEP(プレップ)」が医療機関で提供されており、匿名クリニックでも対応しています。一方、梅毒など他の性感染症に対しては予防薬が存在しないため、コンドームの着用と定期的な検査が有効な予防手段とされています。

感染が多く確認されている地域は、大学のある都市部や観光地、フェスティバルの開催地などです。マハーサラカーム県でも若者を中心とした集団感染が確認されており、感染リスクが高い行動への注意喚起が行われています。

◆เตือน HIV และโรคติดต่อทางเพศสัมพันธ์พุ่งสูงขึ้น

 

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